出張、旅行前に要確認!中国キャリアのバンドと月額料金さらに使用上の注意点とは?


今回はかなりマニアックなお話です。

中国に旅行や出張で行く際、ある程度長期で滞在すると現地のキャリアを契約することがあるかと思います。

そんな時

「自分のスマホはそのまま使えるのだろうか。」

「どんなキャリアがあるの?」

「料金はいくら?」

と疑問になるでしょう。

今回はそんな方向けのお話です。

私の海外滞在経験をもとに中国のキャリア、バンド、料金、さらに注意点を詳しく解説いたします。

バンドなど詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ。

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中国の通信事業者と周波数帯(バンド)

中国も日本同様、信用できる大手の通信業者は3社になっています。

中国移動(China Mobile)

中国移動ロゴ

周波数帯(バンド):

4G (TDD LTE)3G
Band 38(2600)
Band 39(1900)
Band 40(2300)
Band 41(2500)
B34(TD 2000)
B39(TD1900)

中国最大手のキャリアは中国移動、別名チャイナモバイルです。

日本でいうドコモと同じような立ち位置で、利用者数およびカバーエリアは中国ナンバー1です。

最初に契約するにはここが一番無難でしょう。

著者自身も昔愛用していました。

通信速度、カバーエリアなど特に不満をもったことはありません。

ただ弱点なのは、都市部を中心に展開しているので、地方都市や地下などでは電波が届かなかったり、速度が低下したりする問題があります。

中国聯通(China Unicom)

中国聯通ロゴ

周波数帯(バンド):

4G (FDD LTE)4G (TDD LTE)3G
Band 3(1800)Band 41(2500)Band 1(2100 W-CDMA)

中国ナンバー2のキャリアは中国聯通、別名チャイナユニコムです。

中国移動同様、広大なカバーエリアと高い信頼性がありますが、都市部に関しては中国移動に分配が上がります。

しかし、その代わり地下や地方都市に強く、場所によっては通信速度もかなり高速です。

中国移動がカバーしていない地域や、通信速度で勝負している印象です。

またFDD LTEのバンドもありますので、日本のスマホと相性がいい傾向があります。

中国電信(China Telecom)

中国電信ロゴ

周波数帯(バンド):

4G (FDD LTE)4G (TDD LTE)3G
Band 1(2100)
Band 3(1800)
Band 5(850)
Band 40(2300)
Band 41(2500)
CDMA BC0, BC6

中国電信、別名チャイナテレコムは中国ナンバー3のキャリアです。

もともとは固定電話事業者ですが、モバイル通信にも進出したようです。

バンドを確認すると多くのFDD LTEバンドに対応しているので、日本のスマホにピッタリだと思われがちですが、

カバーエリアが狭いのが欠点です。

都市部は問題ないですが、地方に行くと常に圏外、

利用者数も3キャリアの中では一番少ないです。

何か特別な事情がない限り、使わないことをおすすめします。

しかし、固定電話を契約したいならここ一択です。

ここ以上に固定電話で信頼できるところはありません。

月額料金

請求書イラスト

中国のデータ通信月額料金は爆安です。

中国移動の4Gプリペイド型SIMを例にします。

あくまで目安として参考にしてください。

(値段と為替は20年8月の物です。)

データ容量月額料金
3G30元(約460円)
6G50元(約760円)
12G70元(約1000円)
30G100元(約1500円)
50G150元(約2200円)
100G200元(約3000円)
150G300元(約4600円)

他の2社も大体同じ値段です。

月150Gの超大容量でも月6千円を超えません。

今はありませんが、昔はデータ通信無制限で100元(約1500円)の時代もありました。

いかに日本のキャリアが高いのかよくわかりますね。

さらに支払方法は基本プリペイド方式です。(チャージ方式)

契約する際、身分証(パスポート)さえあればできます。

銀行カード、クレジットカードは必要ありません。

AliPayやWe chat payなどがあれば専用のアプリからキャッシュレス決済も可能です。

便利な反面、チャージしたお金が無くなるとすぐに電波が止まりますので、外出している時はつみます。

残高は常に確認しておくようにしましょう。

ていうか値段に関しては日本のキャリアも見習ってほしいところです。

注意点

注意喚起のイラスト

日本のスマホを使う場合

中国の4G電波は主にTDD LTEを使います。

日本のFDD LTEとは種類が違うので注意しましょう。

日本で発売されているほとんどのモデルはTDD LTE電波を受信できるものの、対応バンドが少ないので事前に確認することをおすすめします。

最低でもBand 40とBand 41に対応している物を使うようにしましょう。

あと、SIMロックの解除も忘れずに。

どっちも対応していない場合は、中国現地でもう一台買われることをおすすめします。

中国現地で販売されているスマホのすべてにはSIMロックがかかっていません。

専門用語ばかり使ってしまいましたが意味が分からない方はこちらの記事を参考にしてください。

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金盾

これは一番注意しないといけない点ですが、中国には金盾(きんじゅん)と呼ばれるネット規制があります。

グーグル関連サービス、ライン、ツイッター、フェイスブック、Youtubeは使えません。(香港例外)

たとえ日本から持ってきたスマホでも中国のSIM、Wifiに接続するともれなく金盾が適用されます。

ただ、日本のSIMをそのまま使う場合は適用されません。

もちろんそのかわり料金は高いですけどね、

ではどうしたら回避できるのか?

一番おすすめなのはVPNを使うことです。

VPNとは世界中の通信サーバーをいくつも経由させることで、データを暗号化し、より安全な通信環境を築くものです。さらに金盾から抜けることもできます。

月額料金はかかるものの、日本キャリアの国際データローミングよりは安いので、中国現地のSIMを契約&VPNを使う方法が一番安く金盾を回避する方法です。

詳しいやり方はまた後日アップいたします。

まとめ

今現在、コロナの影響で中国に行くことはできませんが、収束したら旅行や出張で行く方もいるかもしれないのでぜひ参考にしてみてください。

私自身、昔は金盾に驚かされました、

現地に着いたらラインが使えなくなっており、家族とも連絡がつかない状態、

幸い初めは2,3日で日本に帰りましたが、これが長期になっていたらどうなっていたことやら、

皆さんもどうかご注意ください。


サムネ
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